潜在意識とは何か?〜三つ子の魂と還暦〜/気づきの呼吸の定義①

気づきの呼吸・呼吸が浅い・潜在意識・変わりたい・心と身体・思考は現実化する

前回の記事では、潜在意識の定義についてお話しました。
潜在意識とは、身体に刻まれた非言語情報であり、
「三つ子の魂」と「先祖の記憶(DNA情報)」のことです。

では、「三つ子の魂」とは何でしょう。
今日は、以下を切り口に、説明をしていきます。

  • 「三つ子の魂百まで」という諺
  • 1300年続く還暦を祝う習慣
  • 「70歳を過ぎると、幼少期のトラウマは影響力を失う」という心理学者の話

この記事をお読みいただければ、
日本の伝統文化を背景に、
潜在意識への理解が、より一層深まります。

 

 

三つ子の魂とは、何か?

 

 

「三つ子の魂」とは、「三つ子の魂百まで」という諺の中の文言です。

気づきの呼吸では、「三つ子」の時の経験(「魂」)が、
潜在意識に、非言語情報として刻み込まれていると考えます。
まずは、この諺の意味についてみていきましょう。

 

 

辞典による解説

 

故事ことわざ辞典によると、
「三つ子の魂百まで」は、こう解説されています。

意味:幼い頃の性格は、年をとっても変わらないということ。

注釈:「三つ子」とは、三才の子供のこと。転じて幼い子をいう。

注意:幼い頃に習ったり覚えたりしたことには用いない。

 

この解説を読み、興味深かったのは、
「幼い頃に習ったり覚えたりしたことには用いない」というところです。

つまり、習ったり覚えたりすること以外の「何か」があり、
それが、人生に影響力を持っていることを
この諺は、示唆しているのです。

 

 

「三つ子」とは、三才の子供?

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故事ことわざ辞典には、
「『三つ子』とは、三才の子供のこと」とあります。

しかし、気づきの呼吸では、「三つ子」をこう定義します。

受胎してから、2歳くらいまでの3年間のこと

 

日本では、かつて、年齢を数え年で数えていました。
数え年とは、「生まれた年を一歳として、
新年のたびに一歳を加えて数える年齢」のことです。

つまり、「三つ子」が年齢を表しているのだとすれば、
満年齢では、2歳ということになります。
2歳から逆算すると、3年前は、受胎の瞬間にまで遡ることができます。

日本には胎教という概念があります。
私は、この言葉に、顔を見たこともない
まだ男の子か、女の子かもわからない
産まれる前の我の子への慈しみを感じます。

親は、胎児であっても、
その存在を認めていたのです。

そして、何よりも、気づきの呼吸を実践すると、
胎児の記憶が、身体から浮上することがあるのです。

そのような経験も踏まえ、
気づきの呼吸では、「三つ子」とは、
受胎の瞬間から2歳くらいまでの3年間と考えるのです。

 

 

身体に刻まれている「三つ子の魂」

 

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父親と母親の身体を構成していた細胞の一部が、
精子と卵子として、両親の身体から離れ、出会い、結合します。

記憶にないその瞬間から、
父親と母親の細胞を「素材」とする身体で、
あなたの人生が始まります。

そんな人生の最初の「3年間」が、「三つ子」の時期です。

この時期の特徴は、
言葉で外界を認知できないことです。

「三つ子」の経験は、
言語情報として記憶されていないので、
後から、思い出すことができません。
顕在意識上では、ないことになっているのです。

でも、あなたの身体は、その場にあったのです。
その時の感覚(非言語情報)のいくつかは、
身体に深く刻み込まれ、人生に影響を及ぼしているのです。

ですから、気づきの呼吸では、
潜在意識とは「三つ子の魂」であるとして、
そこに焦点を当て、変えていくのです。

 

 

三つ子の魂と還暦

「三つ子の魂百まで」とは、故事ことわざ辞典によると、
「幼い頃の性格は、年をとっても変わらない」とあります。

本当に、幼い頃の性格は、年をとっても変わらないのでしょうか?
ここでは、還暦という視点から、考察していきます。

 

 

還暦とは

 

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干支が一巡して、元にかえることから、60歳を還暦といいます。

ネットで調べたところ、発祥は古代中国で、
日本では、奈良時代から還暦を祝っていたそうです。

還暦には、産まれ直しという意味もあり、
「赤ちゃんに戻る」ことの象徴として、
赤いちゃんちゃんこを着る慣習が産まれたのだそうです。

 

 

還暦は、単なる長寿のお祝いなのか?

 

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かつては、「人生50年」と言われました。
ですから、60歳を長寿として祝うことに、違和感は覚えません。

しかし、還暦を祝う習慣が始まったのは奈良時代です。
その時代の平均寿命は、30歳だったそうです。

そんな時代に、なぜ、平均寿命の倍もある
60歳を祝う還暦の習慣が始まったのでしょう。

平均寿命は、時代と共に伸びますが、
明治時代になっても、44歳です。

乳幼児の死亡率が
平均寿命を押し下げていたとはいえ、
なぜ、私たち日本人は、1300年に渡り、
60歳を還暦とし、祝い続けてきたのでしょう。

しかも、還暦のお祝いは、
「産まれ直し」の意味もあるのです。
その象徴が、赤いちゃんちゃんこです。

還暦とは、本当に、
長寿を祝うためだけの習慣なのでしょうか。

 

70歳を過ぎると、幼少期のトラウマは影響力を失う

youtubeを検索していて、
海外の心理学者の動画を見つけました。

URLをチェックせず流してしまったため、
情報源を添付することができないのですが、
私が注目したのは、この言葉です。

70歳を過ぎると、幼少期のトラウマは影響力を失う。

 

この時、私の頭に浮かんだ言葉は「還暦」です。

 

 

還暦で三つ子の魂がリセットされる

 

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私はこう思ったのです。

還暦とは、三つ子の魂がリセットされる時期だ。

 

還暦祝いは、単なる長寿のお祝いではないのです。

「三つ子の魂」という足枷から自由になり、
やっと本当の自分の人生が始まる慶事なのです。

「三つ子の魂」という初期値が解除され、
プログラミング通りに、生かされていた人生が終わるのです。
だから、産まれ直しなのです。本当の自分が産声を上げるのです。

ただ、初期値が解除されたからといって、
心と身体に刻み込まれ、60年かけて習慣化した
思考癖や行動パターンは、瞬時には変わりません。
自然の流れに任せておくと、10年という歳月が必要になるのです。

「70歳を過ぎると、幼少期のトラウマは影響力を失う」という
心理学者の言葉の真意は、そこにあるのではないでしょうか。

心理学者は、欧米人です。
「還暦」という概念も「三つ子の魂百まで」という諺も、知らないでしょう。

そんな日本の叡智を知っていれば、
この研究結果は、より深いものになったかもしれません。

 

 

百歳を待たずに、三つ子の魂を変える

 

気づきの呼吸

 

私の考察は、こうです。

  • 還暦祝いとは、三つ子の魂から自由になるお祝いである。
  • 本当の自分が産声を上げ、本当の自分の人生が始まる。
  • 自然の流れに任せておけば、幼少期のトラウマ(三つ子の魂)が影響力を失うのに、10年という時間が必要になる。

この考察に従えば、
平均寿命が伸びた今、三つ子の魂は、
一生、私たちを縛り付けるものではないことになります。

気づきの呼吸は、潜在意識を身体で変えるスキルです。
呼吸を活用し、三つ子の魂を変えていきます。

還暦を待たずに、前倒しで、「産まれ直し」をし、
本当の自分の人生を取り戻していきます。

 

 

 

まとめ

 

三つ子とは、受胎の瞬間から2歳くらいまでの期間のこと。
言語で外界を認知できないその期間の経験は、
三つ子の魂として、人生の初期値となり人生を規定する。

人生の初期値は、還暦である60歳でリセットされ、
自然の流れに任せておけば、10年の年月を経て影響力を失う。
そして、70歳から本当の自分の人生が始まる。

 

 

潜在意識と三つ子の魂と還暦が、
このようにつながるとは、
目からウロコだったのではないでしょうか。

日本に古くから伝わる叡智を念頭に、
潜在意識を見つめ直すと、たくさんの気づきが産まれます。

気づきの呼吸は、
三つ子の魂を前倒しで変え、
本当の自分の人生を取り戻すスキルです。

この記事がきっかけとなり、
あなたも、還暦を待たず、70歳になる前に、
三つ子の魂を変え、本当の自分の人生を手にして頂けたら、幸いです。

 

#潜在意識

 

 


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