気づきの呼吸では、
「潜在意識とは、身体に刻まれた非言語情報である」と定義しています。
具体的には、三つ子の魂と先祖の記憶(DNA情報)です。
「三つ子の魂」については、前回の記事で、
1300年前から続く還暦祝いの慣習を交えて、お話しました。
今回は、先祖の記憶(DNA情報)について、
2016年7月の記事を参考に説明をしていきます。
「トラウマは、親から子に引き継がれるのか」という記事です。
この記事を参考に、
遺伝子に刻まれた先祖の記憶と
潜在意識の関係について、考察していきます。
先祖の記憶(DNA情報)が浮上した
実践者の驚きの声も、動画にてご紹介しています。
お読みいただければ、あなたの人生にとって、
ご先祖様の存在がいかに重要か、改めて、
納得して頂けることでしょう。
潜在意識とは、遺伝子(DNA)に刻まれた先祖の記憶だ!
辞書によると、意識とは、
「精神的心的なものの総体」と説明されます。
「潜在意識とは、身体に刻まれた非言語情報である」に
書かせて頂いたように、私は、潜在意識とは、
精神や心といった目に見えないものではなく、
実体のあるものだと考えています。
具体的には、遺伝子(DNA)に刻まれている情報です。
2つの研究
なぜ、そう考えるかというと、
以下の2つの研究結果が発表されたからです。
- 恐怖の記憶、精子で子孫に『継承』米研究チーム発表
- トラウマは、親から子に引き継がれるのか?
ひとつ目の記事は、朝日新聞デジタルに掲載されたものです。
【要約】マウスに特定の匂いを嗅がせながら、恐怖体験をさせる。すると、子孫のマウスは、その匂いを嗅ぐと、怯える仕草を見せた。父マウスと子孫マウスのDNA情報を調べると、嗅覚を制御する遺伝子に変化の痕跡があった。(参照記事はこちら)
ここでは、昨年発表された、ふたつ目の記事を中心にお話していきます。
トラウマは、親から子に引き継がれるのか?
2016年7月7日に発表されたものです。
カナダでは、120年以上にわたり、
およそ15万人の先住民の子供たちが、
インディアン寄宿学校において同化教育を強制されました。
「十分な食べ物も与えられない中で、
教師たちからさまざまな肉体的、性的虐待を受け」
1940年代には、6千人の子供たちが死んだそうです。
この記事では、過酷な同化教育を生き延びた
生存者のトラウマ回復への試みが、紹介されています。
世代間で引き継がれるトラウマ
日本語訳の記事を見つけることができなかったため、
私の意訳で、この記事の要約をご紹介させて頂きます。
- トラウマは世代間で引き継がれる可能性がある。
- 環境要因が、将来の世代の遺伝子に影響を与える可能性がある。
なんということでしょう。
そうであれば、どんな家系に生を受けたかで、
背負うトラウマが決まり、人生が運命づけられることになります。
インディアン寄宿学校の生存者の子孫は、
自分が経験していない肉体的、性的虐待による
トラウマを引き継ぎ、苦しむしかないのでしょうか。
出自により運命が左右されるなんて、暗澹たる気分になります。
しかし、あきらめてはいけません。
- 遺伝子が環境で変わるのなら、トラウマから回復する強力なツールにもなる。
- 遺伝子の可塑性は、未来を変える可能性を示唆している。
遺伝子の可塑性。
なんと希望に満ちあふれた言葉でしょう。
しかし、その希望すら打ち砕くように、記事はこう続きます。
カナダの寄宿学校の生存者はその体験を「乗り越える」ことができないことが、科学的に証明されている。なぜなら、その経験は遺伝子に刻み込まれているからだ。
つまり、遺伝子に可塑性はあるものの、
刻み込まれている体験を克服する確実な手段は、
今のところ、ないということです。
本当に、そうなのでしょうか。
私は、呼吸で変えることができると思っています。
呼吸で、先祖の記憶(DNA情報)が変わる
では、呼吸で、
「遺伝子に刻み込まれている経験」が
変わる可能性について、考えていきましょう。
私の師匠ヘンドリックス博士の著書からの引用と、
私、そして、気づきの呼吸の実践者の体験を参考にします。
呼吸は、すべての細胞に影響を与える
ヘンドリックス博士は、
『気づきの呼吸法』の中で、次のように述べています。
(受胎の瞬間から幼児期に関しての記述ですが、先祖の記憶(DNA情報)について考える際の参考になると思います。)
呼吸は身体のすべての細胞に影響を及ぼします。また、細胞そのものが過去の出来事を記憶しているということを裏づける証拠もあります。充分に深く呼吸を行うことで細胞の記憶形態が刺激され、初期のトラウマを解決する助けとなる可能性もあるのです。
深い呼吸のできる身体を取り戻すと、不思議ですが、次のようなことが起きます。
クライエントが自分の誕生の記憶や、それよりもっと以前の受胎した瞬間の記憶さえも蘇らせることがあるのです。
深い呼吸で身体から浮上した乳児の時の記憶〜私の体験談〜
私は、母との確執に苦んでいました。
何を試しても解決せず、藁をもつかむ気持ちで、
ヘンドリックス研究所に飛び込んだのです。
外国人の中でただ一人、片言の英語で、
必死で学び、スキルを実践しました。
赤ちゃんの時の骨盤呼吸を練習し、
深い呼吸のできる身体を取り戻しました。
すると、私の身体(細胞)から、
乳児の時の記憶が浮上してきたのです。
そして、何を試しても解決しなかった
母との確執が、あっけなく、雲散霧消したのです。
48歳の夏のことでした。
私は、やっと変わることができたのです。
「記憶にない記憶」が身体から浮上する!~実践者の驚きの声~
「記憶にない記憶」が、
身体から浮上することは、
私にだけ起きることではありません。
気づきの呼吸を実践し、
深い呼吸のできる身体を取り戻せば、
身体に刻まれた非言語情報が、浮上してきます。
その瞬間は、驚きと喜びに、
そして、安堵感に包まれます。
肩の荷が降りるのです。
先祖の記憶(DNA情報)、「記憶にない記憶」が
身体から浮上した時の実践者の生の声を、ご視聴ください。
会ったことのないおじいちゃんの記憶が浮上した!
初めて知ったかのような衝撃・おじいさんの戦争の記憶
身体に刻まれている祖父さんの戦争体験
まとめ
いかがでしたか?
潜在意識とは、雲をつかむような存在感のないものと思われがちです。
しかし、あなたの人生を翻弄している潜在意識が、
先祖の記憶、つまり、遺伝子(DNA)情報だとしたらどうでしょう。
潜在意識は、実体のあるリアルなものになります。
遺伝子(DNA)とは、
血の通うあなたの身体の一部です。
今、この瞬間も、息づき、情報を吸収し、
過去から未来へと時をつなぐ「命の連鎖」です。
呼吸は、日本人の魂磨きなのです。
ひと呼吸、ひと呼吸、丁寧に、
潜在意識のゴミ掃除を進めていけば、
遺伝子に刻まれた先祖の叡智が輝き始めます。
潜在意識の探求とは、
身体に刻まれたご先祖様の叡智につながることです。
日本にいると気づきませんが、
日本人の凄さは、皆、呼吸の大切さを知っていることです。
だから、日本人は、欧米人の4倍の速さで、
潜在意識に変化が起きるのです。
日本人は、呼吸の天才です。
私は、近い将来、
呼吸で遺伝子(DNA)を変え、
先祖のトラウマを克服できることが、
科学的に立証されると思うのです。
その時、日本に、すでに、
呼吸で遺伝子(DNA)を変える人たちがいるとしたら……。
遺伝子(DNA)に刻まれた先祖のトラウマを克服し、
先祖の叡智を享受する人たちがいるとしたら……。
世界は、びっくり仰天するでしょう。
最先端の科学を超えることができるのは、
2600年を超える世界最古の国に産まれた
私たちだけかもしれません。
そんな想像を膨らませていると、私は、
いたずらっ子のようなワクワク感で一杯になります。
子供のような純粋な好奇心は、
潜在意識の扉を開く鍵になります。
あなたも、子供心にスイッチを入れて、
呼吸と潜在意識の不思議を探求しませんか。
科学を先取りし、世界をビックリさせませんか。
そんな冒険を、あなたとご一緒できたら、幸いです。
↓↓↓