「今ここ」に集中できないのは、肩こりのせいだってホント?〜「心と身体はひとつ」の視点から考える〜

「今ここ」に集中できない。

そうお悩みのあなたは、
肩こりではありませんか?

「今ここ」と肩こり。

「関係ない」と思われるでしょうが、
実は、関係があるのです。

この記事では、
「なぜ『今ここ』に集中できないのか?」
について、心と身体はひとつの視点から、
肩こりを例に、お話をしていきます。

目次

「今ここ」に集中できない…

Aさんは、「今ここ」に
集中しようとしてます。
でも、なかなかうまくできません。

でも、一体、Aさんは、何のために、
「今ここ」に集中しようとしているのでしょう。

Aさんの目的は、何なのでしょう。

過去への後悔・将来の不安

「昔にあった嫌なことが
頭から離れないんです。
このままでは、結婚もできなくて、
一生、一人ぽっちかも」

Aさんは、その状態を変え、
毎日、明るく楽しく過ごしたかったのです。

「今ここ」に集中し、後悔や不安感を
「手放そう」としたのです。

でも、うまくいかない。

そんなAさんに、
私は、こう尋ねました。

「ところで、Aさん、肩こってませんか?」

ネコ 悩む なぜ 疑問

思いもかけない質問に、
Aさんは、キョトンとしています。
「何言ってんの?この人?」
そんな表情をされています。

それもそうですよね。

Aさんのお悩みは、
「今ここ」に集中できないことであり、
後悔や不安を手放せないことなんですから。

「肩こりなんて、関係ないでしょ」
そう思って、当然です。

でも、渋々と、Aさん、
こう答えてくれたんです。

「まあ、肩は、こってますけど…」

あ〜、やっぱりそうでした!
肩こりのままでは、どれだけ努力しても、
「今ここ」に集中することができないはずです。

なぜかというと…

肩こりの身体は、「過去」にある

肩こりの身体は、
「過去」にあるからです。

心と身体はひとつとは?

心と身体 ハート 女性

私は、いつも不思議に思うのです。

「心と身体はひとつ」

当たり前のように言われます。

それなのに、
多くの問題解決のスキルは、
身体を忘れ、感情や思考だけを
変えようとしています。

「心と身体はひとつ」なら
感情や思考(心)を変えるには、
身体も変えなければ、不十分なのです。

肩こりと感情のつながり

では、「心と身体はひとつ」の視点から、
肩こりと感情の関係について考えていきましょう。

まず、画像をご覧ください。

怒り 肩こり 感情の身体地図 フィンランド

「あなたの心はどこから来るのか?「感情ヒートマップ」生物医学研究が明らかにした、幸福・絶望・愛・怒りの源泉」より拝借

これは、感情の身体地図です。
2012年、フィンランドの
研究チームが発表しました。

人種や性別に関わらず、
特定の感情を感じた時、
人は、身体の特定の部分に
反応を感じます。

添付した画像は、
怒りを視覚化したものです。

ご覧のように、
怒りを感じると、
肩の回りが反応します。

ネコから学ぶ怒りの本質

猫 怒り 毛 背中 逆だてる

怒りについて、
もう少し考えていきましょう。

ここで、ネコに
登場してもらいます。

ネコは、怒ると、
背中の毛を逆立てます。

毛が逆立つということは、
筋肉が緊張するということです。

そう、怒りを感じると、
背中の筋肉が緊張するのです。

怒るとネコは、
相手に噛み付いたり、
爪で引っ掻いたりして、
怒りを発散します。

すると、背中の筋肉の緊張がほぐれ、
毛並みが元に戻ります。

怒りを抑圧すると、肩こりになる

二面性 怒り 抑圧 作り笑い

では、人間はどうでしょう。

感情の身体地図でも
わかるように、怒りを感じると、
人間も、背中の筋肉が緊張します。

でも、人間は、ネコのように、
相手に噛み付いたり、
引っ掻いたりしたりしません。

波風が立たないように、
理性で、怒りを抑圧します。

すると、抑圧された怒りは、
発散されることなく、
背中に筋肉の緊張として残ります。

これが、肩こりの原因です。

怒りの正体

肩こり 女性

肩こりは、
抑圧した過去の怒りのカタマリなのです。

「肩こりの身体は、過去にある」
とは、そういう意味なのです。

「過去にある」身体を「今ここ」にもどす呼吸

「今ここ」に集中するには、
肩こりを解消し、「過去にある」身体を、
「今ここ」に戻すことが、大切です。

話を進める前に、
心と身体について考えてみましょう。

心と身体の関係〜船と錨(いかり)〜

錨 船 海 海岸 砂浜

心と身体の関係は、
船と錨に例えるとわかりやすい。

移ろいやすく、軽やかな心は、
海に浮かぶ船です。

どっしりとして重い身体は、
海底に突き刺ささる錨です。

肩が凝っている時、錨(身体)は、
「過去」という海底に突き刺ささっています。

船(心)だけ、
「今ここ」に移動しようとしても、
結局、錨のある場所、つまり、
過去に引き戻されてしまうのです。

心という船は、
身体という錨のある場所からは、
自由になれないのです。

心と身体はひとつとは、
そういうことなのです。

つまり、心(船)を
「今ここ」に集中させるには、
身体(錨)を「今ここ」に
戻さなければならないのです。

では、どうやって、
過去の怒りを背負いこんだ
肩こりの身体(錨)を「今ここ」に
戻せばいいのでしょうか?

赤ちゃんがお手本!骨盤呼吸

気づきの呼吸・呼吸が浅い・潜在意識・変わりたい・心と身体・思考は現実化する

肩こりは、
マッサージなどで
外からほぐすことができます。

ある程度、効果はありますが、
マッサージは、錨の場所を変えずに、
船を移動させるようなものです。

錨の場所そのものを変えるには、
海底から、つまり、身体の内側から
変える必要があります。

自然な深い呼吸のできる身体を
整える必要があるのです。

そのために、
赤ちゃんがお手本の
骨盤呼吸の練習をしましょう。

呼吸「法」ではなく、
身体が知っている自然な呼吸です。
骨盤から頭頂まで、
上半身全体を使う呼吸です。

骨盤と連動させながら、横隔膜を動かし、
ひと呼吸、ひと呼吸、身体の内側から
ていねいに、筋肉の緊張をほぐしていきます。

すると、肩こりが
ほぐれていきます。
過去に抑圧した怒りが
消えていきます。

「過去にある」身体(錨)が、
「今ここ」に移ります。

身体(錨)に引っ張られて、
心(船)も、「今ここ」に移動します。

がんばって、「今ここ」に集中しなくても、
ふと気づくと、毎日、明るく楽しく過ごしている
自分がそこにいます。

過去を後悔し、将来の不安に怯えていた
自分は、どこかに消え去っています。

まとめ

いかがでしたか?

肩こりを解消すれば、
「今ここ」に集中できること、
おわかりいただけたでしょうか?

肩こりは、
過去に抑圧した怒りのカタマリで、
身体は、「過去にある」からです。

身体が「過去にある」ままでは、
どんなにがんばっても、
「今ここ」を楽しむことは
むずかしいですよね。

深い呼吸で、身体を、
「今ここ」に戻しましょう。

ふと気づいたら、あなたは、
努力することなく、「今ここ」を
楽しんでいることでしょう。


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