信じていたことは、思い込みだった!
そんなことって、よくありますよね。
この記事では、
あなたの呼吸に関する
思い込みを暴いていきます!
知らず知らずのうちに信じきっていた…
そのせいで呼吸が、浅いかったのか!
あ〜、無念!恐ろしや、恐ろしや!
題して、『呼吸都市伝説 3部作』
この記事を読めば、呼吸法の呪縛から
あなたは、自由になることができます。
呼吸都市伝説1:息を吐き切っては、いけない!
「深く息を吸うには、吐き切りましょう」
よくそう言われますね。
でも、気づきの呼吸では、
息を吐ききれば、吐き切るほど、
呼吸は浅くなると考えています。
なぜかというと…
息を吐き切ると、呼吸は浅くなる
息を吐き切ると呼吸が深くなる!
それ、呼吸都市伝説です。
息を吐き切るを、コップに例えてみる
コップに例えて、お話しますね。
ここに、半分、水の入ったコップがあります。
コップの容量は、200ccです。
200cc入るコップに、
100ccの水が入っています。
つまり空き容量は、100ccですね。
このコップに、
200ccの水を注ぎたいのです。
どうしたらいいでしょう?
方法は、ひとつです。
コップを空にしましょう。
飲み干してもいいです。
中身を捨ててもいいです。
とにかくコップを空にすれば、
200ccの水を注ぐことができます。
コップの容量は、増えたのか?
中身を捨てて、空にすれば、
コップに、200ccの水を入れることができます。
でも、これって、
コップの要領が増えたのでしょうか?
イラストで考えてみましょう。
コップには、
水が半分入っています。
100ccしか水を足せません。
200ccの水を足すために、
コップを空にしなければなりません。
コップの中の水を捨てましょう。
コップは、空になりました。
200cc、水を足しましょう。
最初は、100ccしか水を注げなかったコップ。
水を捨てることで、200cc注ぐことができました。
これは、コップの要領が増えたのでしょうか?
いいえ、コップの容量は、変わっていません。
でも、注ぐ水の量は、倍になりました。
なぜなら、一度、空にしたからです。
つまり、たくさん息を吸うために、
息を吐き切る必要があるというのは、
コップに例えるとこうです。
一旦、空にしなさい。
そうしなければ、たくさん入らないから。
確かに息を吐き切ることで、
たくさん息を吸うことができます。
呼吸が深くなったように感じます。
でも、肺活量は?
増えていないですよね。
たくさん息を吸うこと。
呼吸が深いということ。
似ているようですが、違うのです。
さらに、「息を吐き切る」には、
もうひとつどうしても見過ごすことのできない
大きな問題点があるのです。
それは何かというと…
息を吐けば吐くほど、呼吸は浅くなる
息を吐き切らないと、
深く呼吸ができないと思い込んでいると、
常に、息を吐き切ろうとします。
そして、悲しいことに、
息を吐き切ることが習慣になると、
呼吸は浅くなっていきます。
なぜかを理解するには、
呼吸の仕組みを知る必要があります。
呼吸の仕組み
ご存知のように、肺は、
自分で伸びたり縮んだりしません。
呼吸は、横隔膜が上下に
動くことによって行われます。
リラックスして脱力している時、
横隔膜は、このような状態になっています。
息を吐いている状態です。
息を吸うには、横隔膜を下げる必要があります。
すると、横隔膜はこうなります。
息を吸うためには、
身体を横断する大きな筋肉、
横隔膜を下げる必要があります。
肺を膨らませ、息を吸うスペースを
作るためには、下腹部にぎゅっと詰まっている
内臓を押し下げるなければなりません。
押し下げるには、力が必要です。
筋肉を緊張させる必要があるのです。
そう、息を吸う時、
あなたは力を入れているのです。
一方、息を吐くとは、脱力です。
ふ〜っとため息をついた時を
思い浮かべるといいでしょう。
まとめます。
息を吸う:力が必要(緊張)
息を吐く:脱力(弛緩)
息を吸う。
息を吐く。
呼吸とは、横隔膜という筋肉の
緊張と弛緩の繰り返しなのです。
でも、息を吐き切ろうとして
力むと、こうなります。
息を吸う:力が必要(緊張)
息を吐く:力む(緊張)
呼吸の緊張と弛緩のリズムが崩れます。
呼吸は、緊張の連続になります。
常に緊張を強いられる筋肉は、
だんだんと強張っていきます。
柔軟性が失われ、
横隔膜の動きが鈍ります。そして、
深い呼吸ができなくなってしまうのです。
明確な目的があって、
息を吐き切るのであれば、
別ですが、そうでなければ、
息を吐き切ることはオススメできない。
それが、気づきの呼吸の考え方です。
呼吸都市伝説2:吸う、吐く、どっちが先?順番にこだわってはいけない!
呼吸には、順番があるのでしょうか?
吐くと吸う、どちらを先にすればいいのでしょう?
答えは、先に吐いてから吸うですね。
理由はというと…
「呼吸」という漢字は、「呼」「吸」の順になっている。
「呼」は「息を吐く」で、「吸」は「息を吐く」だから。
人は生まれた時に、最初に、産声をあげる。
産声を上げるということは、息を吐くこと。
そして、死ぬことを「息をひきとる」という。
最期に、人は、息を吸って死ぬから。
確かに、確かに!
そうか!息は、吐いてから、吸うのね。
って、
それ、呼吸都市伝説です!
なぜなら、人は、産まれたあと、
最初に息を吐かないからです。
そして、死ぬ時に、
息を吸わないからです。
そのように見えるかもしれないけれど、
実際には、こうなんです。
母親のお腹の中にいる
胎児の肺には空気が入っていません。
胎児の肺は、ぺしゃんこです。
まず、この世に産まれたら、
肺に空気を入れる必要があります。
だから、最初に、息を吸います。
そして、「おぎゃ〜!」と産声をあげます。
一方、死ぬ時は、全身の力が抜けます。
究極の脱力ですね。
試しに、今、力を抜いてみてください。
その状態で、息を吸えますか?吸えないですよね。
つまり、人間は、
最初に息を吸い、最期に息を吐いて、
あの世に戻るのです。
ただ、産まれてすぐに、産声をあげる。
だから、息を吐くように見える。
そして、身体から魂が抜ける前に大きく息を吸う。
だから、最期に吸うようにみえる。
呼吸という漢字が、
「呼」「吸」という並びになったのも
そのせいかもしれませんね。
でも、実際には、
ペシャンコの肺に空気を入れるため、
最初に息を吸い、最期は身体に、
もう酸素を取り込む必要ないので、息を吐くのです。
呼吸の順番は、どうでもよい
ということは、呼吸の順番は、
吸ってから、吐くなんですね!
まあ、どうしても順番を
決めたいのならそうかもしれませんが…
でも、気づきの呼吸では、
どっちが先でも後でも
構わないと考えています。
確かに、産まれた時に、
最初に息を吸います。
でもその後は、
呼気と吸気の流れの中で、
呼吸をするわけです。
人は、一日に3万回呼吸をすると言われます。
人生80年とすると、
一生の間にする呼吸の回数は、こうなります。
3万回 x 80年 x 365日=8億7千6百万回
8億7千6百万回の呼吸のうち、
はじめと最期の呼吸は、一回づつです。
875,999,998回の呼吸は、
呼気と吸気の流れの中で行われます。
ですから、呼吸の順番を考えるのは、
「卵が先か?ニワトリが先か?」と
頭を悩ませるようなものだと、私は思うのです。
確かに、ニワトリと卵にも始まりはあったでしょう。
でも、動き出してしまえば、
悠久の時間の流れに身を投じるのです。
順番よりも、いかに呼吸の流れを整えるかが、
大切なのではないでしょうか?
呼吸都市伝説3:腹筋を割ってはいけない!
3つ目の都市伝説は、
直接、呼吸と関係ないように見えることですが、
多くの人が、良かれと思い行なっているけれど、
実は、深い呼吸を妨げる結果になっているお話です。
それは、カッコいい割れたお腹です。
深い呼吸をするためのお腹とは?
赤ちゃんのポヨヨ〜ンとしたお腹。
それは、可愛い。許せる。
でも、大人のお腹が、ポヨヨ〜ンとしてたら?
いやだ〜!メタボじゃないの?
体脂肪率、高そう。かっこ悪い〜。
下腹部に贅肉がなく、割れてる腹筋。
イケメン率アップ!かっちょいい。
あこがれますよね。
でも、腹筋が割れているお腹は、
呼吸の観点からは、NOなんです。
なぜかというと…
ライオンのお腹
私の知る限り、
腹筋が割れているのは人間だけです。
動物をお腹を見てみましょう。
身近なところでは、ワンちゃんやネコちゃん。
お腹の筋肉、割れてませんよね。
たっぷりとしています。
ライオンやチーターなどのお腹は、どうでしょう。
肉食動物ですから、空腹を満たすためには、
容赦なく、獲物に牙をむきます。荒々しい。
でも、そんな肉食動物であっても、
お腹の筋肉は?割れていませんよね。
象さんのお腹も、割れていません。
お猿さんのお腹も、割れていません。
あら、ゴリラのお腹だって、まん丸ですね。
動物のお腹は、
草食動物も肉食動物も
たっぷりと緩やかです。
深い呼吸をするには、腹筋はジャマ
そう、呼吸という観点からは、
割れているお腹は、好ましくないのです。
そもそも、動物の腹筋は割れていません。
お腹まわりがゆったりとしていることが、
自然なのです。
なぜなら、固い腹筋は、
呼吸のジャマになるからです。
横隔膜のつっかえになるからです。
横隔膜が十分に上下に動くことができずに、
深い呼吸ができないからです。
もちろん、太り過ぎはよくありません。
でも、過度に腹筋を鍛えることは、
呼吸の観点からは、おすすめできないのです。
着物の似合う貫禄のある恰幅のよい身体が、
呼吸にとっても理想なのです。
まとめ
呼吸都市伝説、いかがでしたか?
よかれと思っていたことが、
実は、呼吸にとってはよくなかったこと
おわかりいただけたら、嬉しいです。
では、一体、呼吸を吐き切るのではなく、
呼吸を深くをするにはどうしたらいいのでしょう。
気づきの呼吸では、
赤ちゃんがお手本の骨盤呼吸を
おすすめします。
呼吸法を試したけれど、
呼吸が深くならなかった方も、
骨盤呼吸で深い呼吸ができるようになります。
呼吸法がうまくできなかったんですけど、
呼吸はやりやすく、これならできると思いました。
<ぴよちゃんさま・30代・女性・東京都>呼吸法がなかなか習慣づかなったのがわかりました。
<匿名希望さま・女性・40代・東京都>呼吸に意識をして、正しくやってみてたら、
とても気持ちが良いと感じることができました。
<匿名希望さま・女性・40代・東京都>
あなたも、呼吸都市伝説から自由に、
呼吸を楽しみませんか?
骨盤呼吸は、体験セミナーで
ご体験いただけます。
あなた様のご参加、お待ちしております!