お腹の中にいた時から、
母親に、邪魔者扱いされてきた
風船さんのお話です。
いらない子だった風船さん
先に種明かしをしましょう。
風船さんを苦しめていた原因は、
胎児の時(三つ子の魂)にありました。
妊娠に気づいたお母さんは、
高いところから飛び降りたり、
冷たい海に身体を浸したりしていました。
その時、風船さんのお母さんは、
子供を産めない事情があって、
困り果てていたのです。
もちろん、風船さんは、
そんなこと、覚えていません。
でも、風船さんは、確かに、
その時、そこにいたのです。
「邪魔者扱い」をされていたのは、
まぎれもない事実なのです。
邪魔者扱いが、当たり前で気づけない
「お前は、邪魔者だ」
そんな三つ子の魂(胎児の経験)が、
人生のデフォルト(初期値)である風船さん。
振り返ると、どこにいても
邪魔者扱いされてきたことに
気づき始めます。
呼吸が深くなると、
次々と、思い出し始めます。
・子供の頃は、親や兄弟に。
・学校では、先生や友達に。
・結婚してからは、夫の親戚や姑に。
でも、それは、
風船さんにとっては、
あまりにも当たり前のことで、
それが辛いことであることにすら
気づいていなかったのです。
邪魔者だった私に、穏やかな日々が
邪魔者扱いは、風船さんの
人生のデフォルト(初期値)。
気づいていないけれど、
邪魔者扱いを基準にして、
喜怒哀楽を感じてきました。
多くの人にとっては、
辛いできごとも、
胎児の頃から、
存在を否定されていたので、
それが普通。
風船さんは、辛いことににすら
気づいていないご様子です。
でも、生きにくさを感じてはいて、
「何かが違う」という
違和感が消えなかった。
だから、風船さん、
ちょっと自分を
変えてみようと思ったのです。
そして、赤ちゃんがお手本の骨盤呼吸
練習し、気づきの呼吸を実践してみました。
すると…
この1ケ月、自分の中で
いろんなことがあったんですが、
穏やかな気持ちでなれたなって
いうのがありました。耳を疑うようないい話だったり、
いい夢もみて、これから先もこう、
呼吸をしていこうと、改めて思いました。<風船さま・50代・女性>
呼吸をすることで、
不思議ですが、風船さんは、
穏やかな気持ちを味わうことができたのです。
でも、穏やかな気持ちを知ると、
穏やかではない気持ちに
気づき始めます。
お汁粉に塩を入れると、
相反する甘さが引き立つ
みたいな感じです。
そして、風船さん、
心の奥底に抑圧してきた
ある感情に気づき始めます。
それは…
怒りを呼吸で癒したら…
風船さんの心の奥底から
湧き上がってきたもの。
それは、怒りでした。
穏やかな気持ちを
知ることで、自分がいかに
邪魔者にされてきたかに、
実は、怒りを抱いていたかに
気づいたのです。
風船さんは、
怒りに呼吸します。
怒りを手放すのではなく、
気づきの呼吸のスキルで、
深い深い呼吸で、怒りを
人生をよくする糧に変え、
自分を見つめます。
すると…
気づきの呼吸を始めてから、
5ヶ月がすぎて、自分の中で、
怒りというものがほどんどなくなって、
怒りのない生活を堪能していた1ヶ月だった。大きなものが、中くらいになって、小さくなって。
まとめ
風船さんのレッスン報告、
いかがでしたか?
自分が邪魔者扱いされてきたことに
気づくまで、涙、涙のレッスンを
繰り返したんです。
そして、風船さんは、自分と向き合い、
気づきの呼吸を実践しました。
ある時、深い呼吸のあと、
風船さん、こうおっしゃいました。
今まで、ずっと思っていたことを
ある程度話することができて、
疑問に思っていることが、わかった。どこにいくかが
見えたいいレッスンでした。
風船さんは、今、自分を癒しつつ、
同時に、自分の夢を叶えることにも、
取り組み始めています。
これから、風船さんは、
どう変わっていくのでしょう。
とても楽しみです!
*本人が特定できないように、内容を一部変えています。