「あっ!口喧嘩してる」
交通事故が起きました。
車から運転手が降りてきて、
言い争っています。
A子さんは、その様子を
マンションのベランダから、
見ていました。
怒鳴り合っている二人は、
A子さんが見ていることなんて
知りません。
私だったら、
「あ〜、喧嘩してる」って、
ちょっと週刊誌的な興味で
見ちゃうかもしれません。
(すみません……)
でも、A子さんは
とっても怖かったそうです。
そんなお話がきっかけになり
人生の謎がひとつ解けました。
今日は、そんなお話です。
とにかく、言い争いが怖い
私って、しょっちゅう
言い争いを見るんですよ。言い争いって、
怖いんですよね〜。自分が言い争いをしてる
訳じゃないのに、とにかく怖い。
A子さん、何気なく
そうおっしゃいました。
言い争いに、よく遭遇する?
見てるだけなのに、とても怖い?
ん、あれ〜???
な〜んか、気になるなぁ〜
もうちょっと
詳しく聞いてみようっと。
私:何かあったんですか?
A子さん:この間、
交通事故があったんですよ。運転手さんが車から降りてきて
二人で言い争いを始めたんです。ほんと怖かったです。
私:そうなんだ。
A子さんは、ケガしなかったの?A子さん:私?私ですか?
私は、マンションのベランダから
みていたので、大丈夫ですよ。私:え〜っと、ベランダから、
離れた場所から見ていたんですよね。ってことは、ケンカしている
運転手さんたちは、
A子さんが見ていることも
知らないんですよね。それなのに、なぜそんなに
怖いんでしょう?A子さん:たしかに…
ということで、
A子さん、骨盤呼吸をしながら、
心の奥底、潜在意識に探りを入れます。
深く呼吸をする
A子さんの様子を拝見しながら、
私、こう思ったんです。
これって、もしかしたら、
A子さんが胎児だった時の
経験とつながっているんじゃないの?
潜在意識と三つ子の魂
気づきの呼吸では、
潜在意識をこう定義します。
身体に刻まれている
記憶にない記憶。
具体的には、次の2つです。
*三つ子の魂
*先祖の記憶
突拍子もないと
思われるかもしれませんが、
三つ子の魂と先祖の記憶を
変えると、
無意識の行動が変わります。
そして、悩みが消えるのです。
▼参考記事はこちら
→ 潜在意識とは何か?〜三つ子の魂と還暦〜
お母さんのお腹の中で体験したこと
私は、A子さんが今まで
お話してくれたことを
思い起こしていました。
そういえば、A子さん、
お母さんのお腹の中にいた時、
お父さんとお母さん、
かなり派手に夫婦げんかしていたって
言ってたよな〜。
夫婦げんかは、日常茶飯事!
胎児だったA子さんは、
お父さんとお母さんの
激しい口げんかを
お腹の中で聞いていました。
いいえ、「聞いていた」
というのは、ちょっと違う。
正確には、
「聞かされていた」
のです。そう、強制的に。
だって、
胎児だったA子さんは、
その場から逃げ出すことが
できなかったからです。
お母さんのお腹の中で、
逃げることもできず、
かと言って
「お父さん、お母さん、
口喧嘩しないで」とも言えず、
胎内でじっとしている
しかなったのです。
まさに、
手も足も出ない状況です。
そこにいるけれど、
そこにはいない。
ただただ二人の
口喧嘩に晒されている。
そんな中、A子さんは、
胎内で細胞分裂をし、
成長していったのです。
えっ!胎児の時の経験を繰り返していたの?
胎児でまだ
名前もなかったA子さん。
そして、
ベランダで言い争いを見て、
怖がっているたA子さん。
私には、2人のA子さんが
重なって見えました。
そこで、こうお伝えしたのです。
私:ねー、言い争いを見ていて
感じた怖さって、胎児の時に感じた
怖さと同じなんじゃないのかな?言い争いをする二人を
助けることも、何もできない。ただただベランダから
口喧嘩を見ていたんでしょ。それって、子宮の中から
両親の口喧嘩を聞いていた
感覚と似ていませんか?夫婦げんかには
巻き込まれていない。でも、その場に身を置いていた
状況に似ていると思うんだけど…
A子さん、ハッとした
ご様子でした。
さあ、こんな時は、
骨盤呼吸です。
吸って〜、吐いて〜。
吸って〜、吐いて〜。
す〜〜〜、は〜〜〜。
深い呼吸で、A子さんの中に、
気づきが産まれたようです。
私が何か言ったとしても、
二人の問題だから、
私は第三者だし、
何もできないしって、
いつも眺めているだけ。そういう感覚があったのに気づきました。
<A子さま・女性・40代・福岡県>
潜在意識に組み込まれていたパターン
胎児や乳児の時にした経験は、
潜在意識に刷り込まれます。
心理ブロックとなって、
その人の手足を縛りつけます。
相手や状況を変えて、
無意識、無自覚に
同じパターンを繰り返すのです。
第三者から見れば、
「えっ、気づいてなかったの?」って
びっくりされるくらいです。
それなのに、自分では気づけない。
浅い呼吸のままでは、
気づけない。
でもA子さんは、
気づくことができました。
A子さんの心の奥底、
潜在意識に刻まれていた
心理ブロックは、これです。
部外者として、
言い争いの場に身を置く
不思議だけれど、
A子さんは、しょっちゅう
言い争いや口喧嘩に
遭遇(そうぐう)するのです。
「よくみんな、
言い争いをするよな〜」って、
思っていたのです。
でも、自分はいつも部外者で、
口論に巻き込まれる訳でもなく、
こう思っていた。
私が何か言ったとしても、
二人の問題だから、
私は第三者だし。
三つ子の魂に刻まれた
心理ブロックは、様々な
パターンで繰り返されます。
今回は、
「交通事故で言い争い」という
現実となって、A子さんの
目の前に現れました。
そして、運転手さんを
ベランダから見て、
こう思ったのです。
まるで、胎児だった時のように…
私が何か言ったとしても、
二人の問題だから、
私は第三者だし。
そう思っている自分に
なんとなく違和感を感じながら、
言い争いに遭遇(そうぐう)しては、
「私は第三者だし」と思ってきたのです。
子供の頃から、なんども、なんども…
深い呼吸と共に、
A子さんはやっと気づきました。
無意識のうちに、
同じ状況を引き寄せ、
同じように怖がっていたことに…
今回、見つけた
潜在意識の心理ブロックは、
ちょっとしたものです。
なぜなら、
A子さんの人生を
大きく狂わせている
訳ではありませんから…
しかし、悪さをしていようが
いまいが、心理ブロックは、
心理ブロックなのです。
人生の足かせになっています。
足かせをしたまま
生まれ落ちたので、
それが当たり前で
不自由さや動きにくさに
気づいていないだけなのです。
不幸ではないかもしれないけれど、
まあまあ普通に幸せかもしれないけれど、
それって、本当のあなたではないのです。
まとめ
もしも、あなたも、
大きな悩みがある訳ではないけれど、
でも、何かが違う。
そんな違和感を
感じているのなら、
その違和感を
見つめてみませんか?
あってもなくても
どうってこともない
違和感が消えると、
生きるのがとっても楽になります。
例えてみると、
自分だけ携帯という
文明の利器を知らなくて、
(ということはありえませんが)
理由はわからないけれど、
みんなから取り残されている。
そんな違和感が消えるみたいなものです。
昔のように、自分だけ、
駅で伝言板でやりとりしていたのが、
ラインなどで連絡を取れるように
なるようなものです。
あっても生きるのには
困らない。でも、なくなったら
とても楽チン。
そんな
潜在意識に潜んでいる
心理ブロックは
何気ない日常に隠れています。
おおごとではないけれど、
な〜んとなく気になることは、
本当の自分からのメッセージです。
ちょっとした違和感を
丁寧に見つめると、
あなたの生きづらさの
原因に気づくことができます。
気づくためには、
深い呼吸のできる身体が必要です。
かといって、
単に深い呼吸をすれば
いいわけではありません。
ポイントは、
深い呼吸ではなくて、
深い呼吸のできる身体を
整えることにあるのです。
不思議に思われるでしょうが、
浅い呼吸のままでは
気づけないことばかりなのです。
なぜ、呼吸を変えると
気づけないことに
気づけるようになるのか?
謎解きは、
体験セミナーで
行なっています。
毎月2回、実施してます。
深い呼吸のできる身体を整える
骨盤呼吸を体験することもできます。
一度ぜひ、ご参加くださいね。